ビタミンC誘導体・リン酸ビタミンCについて
●リン酸ビタミンCは、他商品で使われているの?
フリーのビタミンCは、即時に分解するため、安定性が極端に悪く(褐色化、臭い)化粧品に配合することは難しい
ために、ビタミンCの誘導体が開発されました。現在、美白化粧品の有効成分として認められているビタミンCの
誘導体は、マグネシウム、ナトリウム、グリコシドの3タイプがあり、現在、メーカーで発売されている美白化粧品
には、3タイプのいずれかを使っている商品が多いのです。この3タイプのビタミンC誘導体には、それぞれ利点と
欠点があります。
・マグネシウムタイプ
一番最初に開発された原料ですが、効果が高いために今でも多くの商品に配合されていますが、溶け難いために製剤
の安定化が非常に難しく、効果が期待できる高配合が出来ませんでした。真皮まで到達しないと効果が期待出来ませ
んが、マグネシウムタイプは、皮膚に存在する酵素(酸性フォスファターゼ)でフリーのビタミンCになりますので
効果を発揮します。(切れてフリーのビタミンCにならないと効果はない)ビタミンCリキッド9は、高配合での
安定化に成功した商品でニキビ、美白効果、老化防止効果に期待できます。
・ナトリウムタイプ
効果はマグネシウムタイプと同様で、溶解性が良いので使いやすいのですが、着色と臭いが強く、また、PHは9.5
程度にしないと安定性が確保できないため、刺激があり、使いやすいですが、現状では余り使われていません。
・グリコシドタイプ
溶解性が抜群に良く、配合禁忌もなく、価格も安く、安定性が高いので、多くの美肌商品に使われています。
欠点は、皮膚にはグリコシドを切る酵素(グリコシターゼ、肝臓に存在する)実際の効果はあまり着たい出来ない。
肝臓には多少のグリコシターゼが存在しますが、肝臓まで入ってから切れるので、極めて緩和な効果といえます。
●ビタミンC20%配合品があるが、それとの違い等は何?
そういった商品に関しては、はっきりとは言えませんが、恐らく誘導体タイプのものではなく、フリーのビタミンC
であると推測します。
国内では、フリーのビタミンCは即時に分解するため、安定性(着色・臭い)が極めて悪く使えなかったために、
誘導体が開発された経緯があります。数年前に、ロレアル様から2剤式の商品が発売されましたが、今では上市して
いないと思います。安定性が極めて悪いため、日本の化商品市場では難しい商品と言えます。もし、可能性があると
したらグリコシドタイプの商品が考えられます。(マグネシウム・ナトリウムタイプでは安定性的に非常に難しく
考え難いです)
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ビタミンCが何故肌に浸透するのか?
皮膚線から分泌された皮脂は、通常毛孔二毛穴から排出されます。これが健康な状態ですが、この毛穴に皮脂が詰
まることからニキビが発生します。化粧品は薬事法によれば真皮にまで浸透するということが言えない。また、
その範囲でものを化粧品と呼んでいるが、実際には毛孔を通して入っていきます。また、毛孔のない場所にお
いてビタミンCは水溶性なので皮膚のバリア機能により、皮膚からは吸収されない。しかし、ビタミンC誘導体
の形にすると皮膚から吸収される。従って、表皮には浸透し、メラノサイトにおいてチロシンがメラニンに変化する
のを促進する酵素チロシナーゼの働きを抑えます。重要なことは浸透した成分がしっかりと活性型ビタミンCとして
働けるかということです。
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