生活雑排水




洗剤や水周りの薬品が進化する中、流れ出す生活雑排水も複雑化している現状があります。微生物 の項でも書き
ましたがそのため、水や土をきれいにしてくれていた従来存在していた微生物の数が減少してきているのです。
当然、浄化は鈍り、汚染の度合いが大きくなることは言うまでもありません。そして、何よりも、流した排水は、
また飲み水として帰ってくることです。
汚染が進めば、消毒として投入する塩素の量も当然増加します。そうなってくると、トリハロメタン等の発癌物質
の存在なども懸念される材料となるのです。
既存の生態系を崩すと言う事は、実は非常に怖いことでもあるのです。


生活雑排水の流れ

トリハロメタン

メタン(一つの炭素原子に4つの水素原子が結合したもの)の水素原子3つがハロゲンに置き換えられた化合物
「トリ」=「3つのハロゲンがついたメタン」という意味になります。

水道水として考えると、「塩素が上がる」もう一つは、下水や海水の混ざる水に多く含まれることがある
「臭素」の2種類なのです。

さらに「塩素」と「臭素」の含まれるトリハロメタンは4種類あります。

1塩素3つ、臭素なし=「クロロホルム」
2塩素2つ、臭素1つ=「ブロモジクロロメタン」
3塩素1つ、臭素2つ=「ジブロモクロロメタン」
4塩素ナシ、臭素3つ=「ブロモホルム」

塩素=残留性があり、水道水の中に残っている限り、殺菌力を持ち続けます。しかも、少量であれば、それ自体
人体に毒になることはありません。

現在は、メリットの割合がトリハロメタンの危険性や味の問題をはるかに上回っていると判断され
塩素消毒は行い続けられているのです。




BOD、水質汚濁度

有機汚濁の目安は、BOD(生物化学酸素要求量)という指標で表されます。これによって様々な生活雑排水の
水質を比較することが出来ます。
表記される水質は一応の目安です。水量が一定であれば、数値が高いほど川や海を汚していることとなります。





水中の有機物が生物化学的に酸化されるのに必要な酸素量のことです。
生物化学的酸化とは、水中の好気性微生物が有機物を栄養源とし、水中の酸素を消費してエネルギー化、生命維持、
増殖するとき、有機物が生物学的に酸化分解されることを言います。
有機物が多いほど消費される酸素量が多くなります。したがって、BODが高いことは、その水中に有機物が多い
ことを示す重要な指標になります。
生物化学的酸素要求量は試料を20℃、5日間静置し、静置前と後の溶存酸素量をウインクラー法で測定し、その
間に消費された溶存酸素量(mg/L)で表します。




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