活性酸素とは、その言葉の響きからいいもののイメージを受けがちだが、実は
体内にとって公害
とも言う
べきもので、その毒性たるや、
病気の実に9割がこの活性酸素が原因で起きている
という、実に恐ろしい
ものであり、
酸素の中でも、最も酸化力の強い酸素
なのです。
人間は、1分間に数十回呼吸をし、酸素を体内に取り込んでいます。通常の酸素は上図のように8個の
電子をもっていて、それぞれの電子は2つで1つのペアを作り、三重項酸素という安定した形で存在し
ています。しかし、何らかの原因で電子のペアが崩れると、酸素は活性酸素化し、通常の呼吸で体内に
取り込まれた酸素の約3%が活性酸素になるのです。
活性酸素が体内に発生すると、細胞膜にある脂肪酸の電子を奪い取ろうとし、そして、電子を奪われた
脂肪酸は、となりの脂肪酸の電子を奪い取るという連鎖反応がものすごいスピードで発生します。体内
には、活性酸素の攻撃から体内を守る物質(抗酸化物質)があるのですが、繰り返し活性酸素の攻撃を
受けると、抗酸化物質の量も少なくなり、細胞がどんどん酸化していきます。
酸化が進んだ細胞は次の何れかの状態になります。
1.活性酸素により細胞内のDNAの制ガン遺伝子が破壊され、細胞がガン化する。
2.細胞膜の脂肪酸が酸化され、過酸化脂質になる。この過酸化脂質の増加が血管系の病気の原因となる。
通常呼吸で取り込まれた酸素のうち3%ほどは、活性酸素化します。例えば、ネズミの細胞1個で、毎日
平均1兆個の酸素が消費され、その内の3%(約300億個)が活性酸素になります。
通常活性酸素の発生率が3%くらいであれば、体内にある、活性酸素を消去する物質(抗酸化物質)によ
って中和されるのですが、様々な原因により体内で活性酸素が大量発生することがあります。
活性酸素の発生原因は、
1.自分自身の問題
◎ ストレスを感じたとき(最大の活性酸素の発生原因)
◎ タバコを吸ったとき
◎ アルコールを飲んだとき
◎ スポーツや激しい運動などで、酸素の消費量が増えたとき
2.環境の問題
◎ 電磁波を浴びたとき(携帯電話・電子レンジ・・・)
◎ 紫外線を浴びたとき
◎ 医薬品、食品添加物、制ガン剤などの化学物質が入ったとき
◎ レントゲンなどで放射線を浴びたとき
◎ 工場の有毒ガスや車の排気ガスを吸ったとき
ガン、疾病病、糖尿病などの生活習慣病は、以前は遺伝子や家系などといわれたきましたが、現在では
生活習慣病の90%が活性酸素が原因
だということが分かってきています。
1994年5月22日 朝日新聞
「活性酸素の発ガン関与、人体でも確認
国立ガンセンター産業医科大学は、活性酸素がガン抑制遺伝子などに突然変異を起こし、
発ガンの引き金になっている可能性の高いことを、人体組織の研究で突き止めた」
と報道されました。
病気の原因の残り10%はウイルスなどによって引き起こされる病気であり、殆どの病気の原因に
活性酸素が関係しているということが分かっています。